都心からわずか22kmのさいたま市内にある別世界、塚本田んぼで、シーズンを通した米作りと里山をまるごと体験する、全6回のコースです。
■プログラムの特徴
・5月から10月まで、季節と米作りと里山をたっぷり味わう全6回のコース。
・土曜午前と日曜午前の2コースがあります。
・都心からわずか22km、車なら30分、電車とバスを使っても1時間ほどで来ることができます。
・メダカをはじめとしたさまざまな生きものがいる田んぼで、専門家と一緒に里山の生きものの観察も行います。
・マコモを使った「七夕馬づくり」や、地域の探検など、里山体験も行います。
・体験田んぼでは、除草剤などの農薬や化学肥料は使いません。
・収穫後は、自分たちで育てたお米のプレゼントがあります。
・本プログラムは、農を中心に塚本郷を再生する「Re農vationプロジェクト」の一環として企画しました。
■塚本田んぼの魅力
塚本の田んぼは、荒川沿いの低地に広がる、広さ約100haの田んぼ地帯。奈良時代の条理遺構も確認されており、1200年以上にわたって稲作が続いている伝統的な田園地帯です。圃場整備のされていない田んぼは一枚一枚の大きさが小さく、四角くない田んぼもたくさんあります。そんな田んぼは、機械化や効率化には向いていない反面、ヒューマンスケールな田んぼと言えます。排水路は荒川へと繋がっており、そこからはメダカをはじめとした様々な生きものが田んぼとの間を行き来しています。
冬の終わりに野焼きをするエリアには、ノウルシなどをはじめとする様々な貴重な植物が花を咲かせ、オオタカやハイタカ、チョウゲンボウといった猛禽類や、ニホンアカガエルをはじめとした両生類、タヌキやイタチなどの野生動物も生息しています。
小高く土を盛って家を建てていた「水塚(みづか)」や、近くを流れるむかしの河川跡や雑木林には、人々の生活の面影が残ります。
■案内人のご紹介
体験コーディネート:安部邦昭
一般社団法人埼玉を食べる代表理事。自然環境の保全・再生や、民間からのまちづくりなどが専門。里山で人々と生きものがどのように共生してきたか、また、そのような環境をどうやって保全・再生すれば良いか、これらをどのように多くの人に知り、楽しんで貰うことができるか、高校生の頃から30年以上にわたり活動をしてきました。各地でのビオトープづくりにも携わり、自由の森学園、獨協大学中学校・高等学校などの学校や、各地の公園などでの保全再生の経験多数。
さいたま市桜環境センター・ビオトープや北区自然ふれあい情報館などで、生きもの田んぼづくりを約10年担当。体験学習型の環境学習プログラム・プロジェクトワイルドの上級指導員ほか。
2016年に、地元の農業を未来に継ぐために、一社)埼玉を食べる を設立。地域の農業を知って食べて理解できる定期購読型食べもの付き情報紙「埼玉食べる通信」の発行(現在は休刊)や、地域の農業を知ることができるテーマ型マルシェの企画運営、埼玉の農業を体験・体感するプログラムの企画運営、埼玉県産農作物の通信販売などを行っています。さいたま百景選定市民委員会事務局長、大宮経済新聞・浦和経済新聞デスクなど、地域の歴史や文化にも精通しています。
生産指導:高野博明
さいたま市桜区塚本地区の「まえしぼファーム」代表。地域に続く農家の当主。二十数年前から同地区で米農家となり、埼玉県から認定を受けた特別栽培米「神子田米」を育てています。旺盛な好奇心で、サトウキビやマコモダケなど、さまざまな作物にも挑戦しています。以前から農業体験にも力を入れ、田植え&稲刈り体験や、餅つき、味噌造り体験など、農家で行うさまざまなイベントも行ってきました。
■スケジュール
米作り&里山体験は、以下の日程で行います。
5月14・15日 田植え
6月4・5日 田の草取りと生きもの観察
7月 七夕馬づくりと生きもの観察
9月上旬 田んぼと里山探検
9月下旬~10月 稲刈りと稲架かけ
10月 脱穀・籾すり
※7月以降の詳細な日程は、気候を見て日程を決めます。
■基本的な時間割
30分 活動のレクチャー
15分 移動
1時間~1時間半 現地で体験(作業)
20分 後片付け
25分 振り返り・まとめ
おまけ (雑談:食事など)
■参加者特典
・自分たちの収穫した米・5kgをプレゼント。
・地元の野菜をふんだんに使ったお弁当付き。
・高野さんの作ったお米「神子田米」や地域のお米の優先購入。
・塚本郷で行う様々なイベントに割引価格で参加可能&優先予約可能。
■参加費
シーズン中・全6回
大人(中学生以上)27,000円、子ども(小学生)22,000円
※2人目以降は1人1000円引き。幼児は同行可能も保険対象外。
含まれる費用:保険料、お弁当代
各回・定員20名
■申し込み締め切り:
先着順・定員になり次第締め切り
■支払い方法:
STORES決済(お申し込み受け付け後に、メールにて専用決済URLをお送りします。)
■現地までの交通手段
・公共交通機関の案内(浦和駅西口から、国際興業バス2番乗場「大久保浄水場」行きで「やつしまニュータウン」下車徒歩約15分)
・自家用車での来場可
お申し込み
新型コロナウイルス感染症対策について
当イベントでは、以下の新型コロナウイルス感染症対策を実施します。
・当イベントは、全て屋外で行います。
・イベント開始前の手指消毒や、共同利用する器具などは、消毒など、基本的な感染対策を徹底します。
・体温が平常時よりも高い場合や、体調不良の場合は、参加を控えていただきます。
・田植えなどの作業は、参加者同士で適切な距離を保って行います。
・受け付けやレクチャー時はマスクの着用を基本とします。作業時は、熱中症指数を参考に適切に判断します。